感覚機能の衰え

視覚

一般に40歳くらいから調節力の低下を自覚するようになり、いわゆる老眼になります。

暗順応も低下し、若いときよりも明るくないと字が読みにくくなります。

目測を誤ることもあります。

聴覚

はじめは高音域が聞きとりにくくなります。

また早口や雑音が混じる会話では言葉を聞き分ける力が低下します。

感覚神経

痛覚、触覚、温度覚が低下するため、ケガややけどの発見が遅れたり、内臓の痛みなども痛覚が鈍くなるため、病気を見逃してしまうこともあります。

また深部感覚の低下によりバランスがくずれて転倒を招くことがあります。

hana02.jpg

運動器官の老化

からだの各器官の老化は運動・感覚機能にわりあい早くからあらわれます。

体力のピークは17~18歳、運動能力は25歳ごろがピークといわれます。

全身の老化は35歳前後からあらわれます。


骨・脊柱

老化に伴ってカルシウムなど骨の基本物質が減り、骨は「ス」が入ったような状態になります。

いわゆる骨粗しょう症です。

骨粗しょう症は女性に多く、骨がもろくなり、転倒などで簡単に骨折したり、脊柱が自分の体重に耐えられず猫背(老人性円背)になったりします。

関節

関節の軟骨は老化に伴いかたくなり衝撃吸収力が弱まります。

このため歩くときなどにくり返しかかる体重に耐えられず、ひざ痛を起こすことがあります。

また関節の周囲の組織も弾力性を失い、可動性が低下します。

動かさなければいっそう動きにくくなります。

筋肉・筋力

筋力が低下すると持久力も低下します。

筋力の低下は老化により筋肉がやせたために起こりますが、やせた筋肉は衝撃吸収力の低下を招くことから骨折を起こしやすくします。

また水分の貯蔵庫の役割も減退するため脱水症を起こしやすくします。

神経系

老化により神経系の働きが衰えると、動作が鈍くなって安定を欠くようになり、転倒やそれによる骨折を招きやすくなります。

また手指の動きもなめらかさを欠き、不器用になります。

からだの基本的老化

年をとると、個人の差はありますが、だれにでも訪れるからだの変化があります。

これは老化によるもので、お年寄りをお世話するうえで、ぜひ知っておきたいポイントです。

つぎのような各能力の低下によって、お年寄りのからだは弱まっていきます。


・予備能力の低下・

からだには運動や病気などのときに発揮される最大能力と、日常の活動に必要な能力があります。

予備能力とはこの2つの能力の差のことで、老化するほど減っていきます。

無理やがんばりがきかなくなるのは予備能力が減っている証拠です。

ふだん歩いているときは息切れしないのに、坂道を登るとドキドキするのもこのせいです。

・適応力の低下・

若いうちは環境の変化や自分の機能の変化に合わせて、自分を変え適応するように努めるものです。

老化が進むとこの適応力が弱くなり、自己を変えることがむずかしくなります。

・防衛反応の低下・

からだの機能が弱まり予備能力が弱まり、危険に直面した場合に自分の心身を敏速に反応させることができなくなります。

お年寄りがすぐ肺炎になったり、事故にあいやすい、ストレスに弱いなどは、このせいです。

・回復力の低下・

からだには病気や傷に対し自然回復力があるものです。

老化はその回復力を低下させます。

病気をすると治りにくくなるし、運動による疲労も若いときより回復が遅れます。

心身の老化の進み方は1人ひとり異なる

年をとれば、だれでもある程度はからだが弱ります。

老化は避けられないことです。

しかし、その結果、だれもが、「寝たきり」になるわけではありません。

東京都の調査によると、65歳以上の寝たきり老人は100人のうち1.5人くらい、準寝たきり老人を含めても3.6人くらいであり、それ以外の大半のお年寄りはふつうに暮らしています。

日本全国で「寝たきり率」は約2.2%にすぎません。

お年寄りに最後までできるだけ充実した人生を送ってもらうためには、お年寄りが持っている能力をできるだけ長く生かし、寝たきりを予防することがだいじです。

それには老化によって衰えるお年寄りのからだとその働き、そして年をとることによって生じるお年寄りの心理状態をよく把握し、あるときは励まし、あるときは手を貸しながら、お年寄りの生き方を尊重し応援していく周囲の努力が必要です。

ここでは、むずかしい老化の話は別として、年をとることで生じるお年寄りのからだとその働きの変化、そして心の状態について触れておきましょう。

ここで大切なのは、お年寄りの体力、心理状態などは、非常に個人差があるということです。

1人ひとりのお年寄りが長い人生を経験したなかで得たものは千差万別で、とても一般論ではおさまりきれません。

一般的な老化の特徴を把握したうえで、個々のお年寄りのからだと心の状況をとらえ、それに合った対応のしかたを考えることが必要です。

時間を見つけて体力チェックと体操を

お年寄りのお世話は精神的にも肉体的にもかなりの重労働です。

介護を続けるうちに腰痛や肩こりを訴える人が多くなります。

できれば時間を十分にとって軽い運動を続けることがいいのですが、できない場合には、ここであげるような姿勢チェックや簡単な体操を1日のうちに何回か時間を見つけて行うと、かなり有効です。


・腰痛対策・

動作を行うときの姿勢によって腰痛の発症頻度にかなりの差があります。

たとえば物を持ち上げるときは、必ずひざを曲げて体重ごと下に移してから持ち上げると腰への負担が少なくてすみます。

お年寄りの体位変換、あるいは起き上がりの介助なども、手先で行おうとせず、からだ全体で重心を移動するようにして行うと、力のかけ方が少しですみます。

お世話するときのベッドの高さは高めがよく、お世話の内容によっては椅子に腰かけたりしゃがんだりして腰の位置を低くしておくことです。


・肩こり対策・

精神的な緊張が肩こりをいっそう悪くします。

気持ちをリラックスさせ、大きく深呼吸して物事に対処しましょう。

肩の上げ下げ、首まわし、腕まわしなどは、チャンスを見つけては行いたい体操です。

歩きながらでも家事の合間でも心がけて取り入れてみましょう。

血液の循環がよくなる入浴後に、いろいろ動かしてみるのも有効です。

体力の自己過信はしない

介護にあたる人は多くの場合、成人病にかかわりのある年齢層に属しています。

とかく自分の健康は軽視しがちですが、年に1回は健康診断を受け、自分の健康状態を把握しておくことが必要です。

病気は初期のうちに発見すれば治るものがほとんどです。

時間を惜しんだり、健診の結果を恐れて受診しなければ、治る病気も治りません。

女性の場合は、介護の世代が更年期にあたる例もよくあります。

イライラや頭痛、肩こりなどの不定愁訴を介護疲れと更年期障害のせいと決めつけてしまう人がいますが、1度は健診を受けて客観的な判断を受けておきたいものです。

また、かぜなどの軽い症状では無理してがんばってしまう人もいます。

しかし、体力の自己過信は禁物です。

小さな病気でも早めに休んで治しておかないと、あとで長く寝込んでしまったり、お年寄りに感染させてしまうなどの悪影響が出ることもあります。

健康についてむやみに心配したり不安がる必要はありませんが、転ばぬ先の用心とチェックだけは欠かさないようにしましょう。

食事をおろそかにしない

煩雑な家事や介護が続くと、とかくシワ寄せがいくのが介護者の食事です。

しかし栄養はなんといっても健康の基本。

とくに体力を伴う介護を長続きさせるためには、毎日の食事をおろそかにすることはできません。

忙しいからといってお茶漬けやラーメンですませるような食生活は、その場しのぎにすぎず、片寄った栄養のツケはあとで大きな代償を求められることになります。

むしろ食事の時間こそゆとりの時間と考え、ゆったりとした気分で彩り豊かな献立を楽しみたいものです。

お年寄りの食事といっても、そのほとんどは特別なものを用意するわけではないのですから、同じものを同じ食卓で食べればいいわけです。

食事のときには食事以外のことは考えず、お年寄りのペースに合わせて箸を運べば、イライラすることもなくなっていきます。

体力を維持するうえで、もうひとつ欠かせないのは運動。

家庭内で過ごす時間が多いつもと気分が違って心もからだもすっきりします。

歩くということはやり方しだいで全身の運動にもなります。

最近、はやっているウォーキングは、「歩くこと」を運動の観点からとらえたものです。

漫然と歩かず正しいウォーキング法をマスターすると、足腰の筋肉を鍛え、心肺機能を高め、血液循環をよくします。

散歩の時間がとれない場合は買い物の行き帰りにこうしたウォーキングを取り入れるのもいいでしょう。

gohan.jpg

その日のうちに疲労回復

疲れをため込むと、あとが続きません。

その日の疲れはその日のうちにとること。

また疲れたな、と思ったら、無理をせず、人に頼んででも休むようにしましょう。

とくに睡眠時間はできるだけ削らないようにします。

夜中に必ずお年寄りの世話が入る場合には、できれば家族でローテーションを決めて分担したいものです。

トイレなど介助が必要な場合には夜間だけお年寄りのベッドのそばにポータブルトイレを置くようにすれば、かなり時間と労力が節約できます。

同じ睡眠時間でも、夜12時前に寝るのと、12時以降に寝るのとでは熟睡の度合いが達います。

寝つかれないときでも12時前には寝床につき、からだを横にしているだけでも休養になります。

入浴は1日の疲れをとるとともに気分転換の場として欠かせません。

からだが疲れているときには少し熱めの湯に入り、腰や手足の屈伸を行うと疲れがとれやすいものです。

肩を上げたり下げたり、首をまわしたり、昼間使わなかった部分をお湯のなかでゆっくり動かし、こりをほぐしましょう。

精神的にぐったりしているときには、ぬるめの湯にゆっくりつかると気分が休まります。

たったひとりきりになれるチャンスですから、日常の苦労を忘れ、できるだけ気分を解放させるようにしましょう。

規則正しい生活を

介護者のからだと心が健康でなければ、介護計画にたちまちひずみが生じ、長続きできなくなってしまいます。

やらなければならない仕事が多いときほど、計画を立て時間を上手にやりくりして、疲労を防ぐことが大切です。

その場合に基本になるのは無理のないスケジュールを立てることです。

まず、介護・家事を含めて、1日にやるべきことをリストアップしましょう。

つぎに家族が分担できること、ホームヘルパーなどに頼めることを振り分けます。

家事の合理化もだいじな要素です。

つぎに1日の大まかなプランを立てましょう。

ここで大切なことは余裕のある時間どりです。

細分化しすぎると、いつも時間に追われている気がして、イライラしたりセカセカしたりストレスがたまるだけです。

とくに削りたくない時間は、食事・睡眠・入浴。

これらは人間が健康な生活を営むうえで欠かせない要素です。

気分転換の場としても重要です。

これに加えて運動とまでいかなくとも、体操や散歩にあてる時間、ひとりでゆっくりテレビや新聞を見る時間もとりたいものです。

家事やお年寄りの世話にまつわる仕事はため込まずリズミカルにこなしていくことがだいじですが、できなかったことについては悔やまず、明日があると大らかに構えることが必要です。

カテゴリー

管理人のお気に入り

通販コールセンター
EC&通販専門のコールセンター会社に、無料で複数の見積が取れる一括見積サイト「EC通販コールセンターナビ」。小コールや短期間でもOK!

サッカー ユニホーム

業界最安値でありながら高品質のレプリカサッカーユニフォームを販売しています!番号印刷2箇所無料・送料無料!!【学生割引キャンペーン(クラスtシャツ)】【友達紹介キャンペーン】も実施中です!!

デスクトップ仮想化
  • 新宿 キャバクラ
  • 新宿歌舞伎町のクラブ、AMATERAS (アマテラス)のホームページ。当店の在籍キャスト紹介やブログ、地図・住所・電話番号、イベント情報、キャストやスタッフの求人情報、料金システム、メールマガジンのご案内等を掲載しています。
WEB 漫画

クラウドコミックスは最新漫画・コミックスがすべて無料で立ち読みができるコミックスダウンロードサイトです。